そこが聞きたい！マイルス・ハント 2002　冬

twsonlineメーリングリストに寄せられたQ&A集

アメリカツアー中の打ち上げであなたに会いましたが、とても楽しそうで話しかけやすい雰囲気でしたね。
あなたの経験を本にしようと思ったことはありますか？ 経歴を綴った自伝的なものか、はたまた日記や詩みたいな形で。

日記とか詩とか短編とか、いたるところに何百も書き残してきたよ。 時間に余裕があると書きたくなるんだよね、
The Miles Hunt Clubウェブサイトに載せてるのは、出版社を探して本にして出版するより簡単だからそうしてる。

第三者的に見て、EagleレコードはThe Miles Hunt Clubをあまりバックアップしてるようには見えないのですが。
デビュー盤の扱いとか、もっと力を入れられたのではないかとか、納得していますか？ なぜTracesは現在、正式リリースではなくプロモーション曲扱いなんですか。

Eagleやその他の契約してるプロモーション会社はアルバムのリリースに出来るだけのことはやってくれたと思う。ただ現実は、ラジオやテレビ、出版社もだけど、僕の活動に単純に興味がなかったってことさ。ラジオでかからなかったらメジャーなチェーン店は業者からアルバムをあまり仕入れてくれない。例えば、500枚のシングルを店に並べてもらうためだけに、広告を印刷したり通りにキャンペーン用ポスター貼ったり無駄にお金をかけてなんになる？もちろん、レコードの宣伝効果にはがっかりしてる、だけど僕はだれも責めはしない。結果的にそうだった、それだけのことさ。
ありがたいことに僕は大人だし、創作活動はこれからも続けていくよ、形にこだわらないで、その過程で傷つけあうことなくね。
アルバムを一生懸命探してくれた人たちには大きなお礼を言いたい。本当に僕はとても感謝してるんだ、Michael や Andresも同じ気持ちさ。

The Wonder Stuff、ソロ、The Miles Hunt Clubで、イギリス国外（ドバイ以外で！）でツアーする予定はありますか？ アメリカやオーストラリア、日本のファンがライブ日程を今か今かと待ち望んでいます。

予定は全くないけど、オファー次第でいつでも可能性はある。

ドバイでのライブの事に関してなんですが、どうやってバンドはあんなオイシい仕事を？ここイギリスが寒い大雨の時期のさなか、遠く離れた晴れ晴れした地へに数日間突然出向くことになりましたが。ビジネスでちゃっかり？ただ日焼けしたかったから？

あっちに住んでるプロモーターがいてさ、かなり多様なイベントプログラムのひとつに運よく僕らは加わったのさ。それだけ。

Clint Mansellとはまだ連絡取り合ってますか？

取ってるよ。ロスに出かけた6月に会ったよ。彼は映画音楽の仕事をしてるよ。 Clintの曲がフィーチャーされたアルバムが2枚、すぐにでも出る予定だって言ってたと思う。

過去にコラボレートしたアーティストとは連絡を取ってますか？ Spirit Of The West, Carina Round, The Mission, Morgan Nichols, Pete Howard, Vic Reevesとか。

皆としてるよ。

他のアーティストにアプローチしてみたり、曲を提供したことはありますか？

今までそういった類のは全然したことないけど、内容次第だね。 実際、今Johnny Glue（Cheap Glue、4月にThe Miles Hunt Clubとツアーしたバンド）といっしょに曲を書こうって話してるところなんだ。

The Importance Of Being Ernieの作曲とレコーディングをしていましたが、その後ニュースは？

ないよ。あれは友達のプロジェクトのために1曲やっただけだから。また話がないかと待ってる状態。

インターネットでMP3をダウンロードする人が急増していますが、これは音楽の価値を低下させると思いますか？他に会員制MP3クラブをやる予定は？

MP3とか他の新しいテクノロジーとか関係ないと思うんだ。 今までもカセットテープとかMDとか、音楽会社の脅威になるようなのはいろいろ存在してきたわけだし。音楽会社が曲を所有していて（CDなんかの形で）物として売ってるってことしか、その2つのフォーマットとの違いはない。 やつらはのんきで鈍感だから新しいテクノロジーに乗り遅れるのさ。 僕はきっと会員制MP3クラブをまたやるだろうね、まずは曲をまとめるために！

ワンダースタッフが再結成してから2年ですが、バンドにかなりのレベルの関心が未だに注がれていることに驚いたりしますか？

驚いてないよ、本当に。ワンダースタッフはすばらしいライブバンドだから。 なのに僕らが新作を何も出さないでいるってのは、ちょっとからかってるみたいだよね。

The Miles Hunt Clubの今後はどうなんでしょうか？メンバーと曲を書いたりレコーディングとか続けてるんですか？ そうならば、次のアルバムの見込みとかニュースは？グループは同じメンバーでいくんでしょうか？

今のところ全く予定はたってないんだ。今までのツアーは客の入りが悪かったからショーを 続けるには資金の面で無理なんだ。アルバムセールスがどうだったかよくは知らないんだけど、 はっきり言えるのは僕がEagle Recordsと契約を続けていくには売上が十分じゃないってことさ。 レコードとバンドは十分価値の在るプロジェクトだと思ったのに、ちょっとがっかりだ。 バンドは休止状態・・・。

ここ数年間、生活も楽しそうで、あなたの作曲スタイルは大きく変わったように見えます （多分VENTの曲の大半を除いては！）。今あなたの運命に満足してますか？

確かに。

あなたは曲のインスピレーションをどこから得るのですか？

自分の心。

曲を書くとき、自分の楽しみのために書くのですか？それとも人を楽しませるため？

自分のため以外にないね。

マイルス、あなたの歌声は私の一生の中で一番好きなのに、私が行ったギグではいつも 歌声が枯れています。スタジオでは1テイクだけで行なう方法を取ってますか、それとも何テイクもやって完全なものにするのですか？

いつも5-6テイク取るよ。 それからプロデューサーとそれぞれのテイクから一番いいのをまとめるんだ。 実際のところ、これがいたって普通の方法さ。誉めてもらってありがとう。

今ステレオで何がかかってますか？

The Nitty Gritty Dirt Band - "Will The Circle Be Unbroken, Vol.3", Mike Sport Murphy - "Uncle", Steel Pulse - "Tribute To The Martyrs", Barry Adamson - "The King Of Nothing Hill", Aztec Camera - "High Land, Hard Rain", Eric Bachmann - "Short Careers", Fly Pan Am - "Ceux Qui Inventent Nont Jamais Vecu (?)"

チューニングで何を使用してるか教えてくれますか？ ソロになってからギターのスタンダードチューニングにいろいろ使用しているようですが。

DADGAD/Open G?、なんて呼ぶのかしらないけど、音がいいし、使ってるとステージでのアイデアが浮かぶから。

Mamma Mia (Abba), We Will Rock You (Queen) and now Our House (Madness)。 これは全てそのバンドのオリジナル音源をショーに取り入れているウエストエンド・ミュージカルなんですが、Unbearable -the story of The Wonder Stuffというショーがロンドンで見られる日も来る？

お金は力を持ってるし、すごく誘惑的なものだよ、確かに。 だけど僕らの曲でショーを作ろうなんてやつがいるとは考えられないな。 ブラーならありかもね、僕等に声をかけるぐらいなら。